2021年03月27日

「テレワーク」に影響を受け、大きく上昇したマーケットは引き続き伸び続けるのか。テレワークがマーケットに与える影響を分析。

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新型コロナウイルスの感染拡大、
そして2020年4月初めの「緊急事態宣言」に伴い「テレワーク」を導入した企業も多くなり、
「テレワーク関連株」への注目も高まっています。

しかしテレワーク関連企業は本当に成長しているのでしょうか。
今回は、テレワーク関連株をいくつか取り上げて紹介したいと思います。

まず必要になるのがセキュリティです。
例えばソリトンシステムズ(3040)は「働き方改革」を軸としたセキュリティ対策ソフトやシステム構築に強みがあります。同社の株価は新型コロナウイルスの感染拡大の傾向が強まった2020年3月ごろから比較的急激に上昇し、その後も上昇傾向を続けています。

(図表:(株)ソリトンシステムズ 終値)

(出典:Yahoo!ファイナンスより筆者作成)

また同社の2020年の第3四半期決算によれば前年同四半期比で営業利益が80.9パーセント増、経常利益が109.6パーセント増となっています。

さらに、テレワークで必須となるのが業務進捗の管理やコミュニケーションツールです。サイボウズ(4776)は在宅勤務に対応するグループウェアを提供しており、2010年から自社でもテレワークの取り組みを進めていました。

(図表:サイボウズ(株) 終値)

(出典:Yahoo!ファイナンスより筆者作成)

ソリトンシステムズと同様に3月初旬から株価は上昇し、売上高も2020年1月から9月まで前年同期比で110パーセントを超えています。営業利益についても4月以降は9月を除き110パーセント以上となっています。
また業務の進捗にはオンライン会議も必須でしょう。
ブイキューブ(3681)はウェブ会議システムを提供している会社です。

(図表:ブイキューブ 終値)

(出典:みんなの株式より筆者作成)

同社の2020年12月期第3四半期決算においても前年同期比17.3パーセント増となっています(参考)
業務のプロセスの中では名刺交換や契約書といった従来紙ベースであったものの電子化も必要ですね。
例えばSansan(4443)はクラウド名刺交換サービスを提供しています。

(図表:Sansan 終値)

(出典:みんなの株式より筆者作成)

経常利益は前年同期比でマイナスとなっているが、売上高や売上総利益は増加しています。

また契約書など紙文書の電子化としてはGMOクラウド(3788)が電子契約サービスを展開しています。

(図表:GMOクラウド 終値)

(出典:みんなの株式より筆者作成)

株価は2020年4月ごろから上昇傾向にあり、2020年12月期第3四半期決算では売上高は前年同月比+3.9パーセント、営業利益は童+1.7パーセント、経常利益は+8.0パーセントとなっています(参考)

以上のようにテレワーク関連株はおおむね期待通りに株価の上昇、売り上げの増加が見られています。
パンデミックによる「緊急事態宣言」に対する緊急措置としてテレワークは日本において急速に進められたものの、7月にはこれを導入した約4分の1が一旦取りやめたとしています。感染拡大が改めて取りざたされる中、テレワークは再度トレンドとなるのでしょうか。テレワークを巡るマーケットの動向を引き続き追っていきたいと思います。







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