2021年03月14日

コロナ禍とテレワークの功罪:ITシステムの進化

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新型コロナウイルスによるパンデミックで引き続き私たちの心が蝕まれています。
私自身は「コロナ禍」なるものが多分に人為的なイヴェントであり、
同時に結局のところ免疫力の問題でしかないと最初から考えていたためダメージが無かったのですが、
身の回りを見回すとどうやらそうではない御仁が大勢いたようです。

ある企業においてITシステムに何者かが侵入し、
データに対し不正にアクセスした形跡があることが判明したニュースが世の中を駆け巡りました。

『ITシステムは手段に過ぎない。実体としての「世界」は生身の存在である私たちの側にある。』
ところがこれを倒錯させ、システムの側にこそ真実があると考え、その中に取り込まれてしまう者たちがいるのです。
これはこれからの科学の発展が明らかにすることですが、
四六時中、電子が行き交う世界の中に身を置いていると確実に蝕まれていくのです。
そしてある意味興味深いことに、そんな時、私たちの心境はなぜかネガティヴになるのです。
悪しきこと、汚らわしきことばかりを考え、
他人に対して怒るばかりで自分を顧みない「他責の人」となってしまうのです。

そうした中で今回のコロナ禍なのです。
罹患するのではないかという恐怖感が常に襲ってくる中、私たちは全員、テレワークを強いられています。
そもそもネガティヴな恐怖感が持続的にある時に、ITシステムに取り囲まれることによる負の効果が加わるのです。
普通であれば何もしでかさない人であっても、
こうした負の連鎖の中で「犯罪者」に転ずるということは容易にあり得ることでう。

世界最高峰のサイバーセキュリティ専門家に話を聞いてみたところ、以下のようにコメントを頂いた。

「既存のITシステムとそのセキュリティ・システムをいかに組み合わせたところで結局は何も防げません。
なぜならばアクセス権限のある内部の者が豹変し、悪意をもってデータを持ち出せば結果、漏洩は発生するからです。
しかしそもそもこうしたインシデントを防ぐ手段はあります。
それはデータを持ち出したとしても、外部ではこれが開けないような暗号をかけてしまうことです。
そしてその暗号も従来の暗号システムではない、全く新しいものである必要があります。」

災い転じて福と成す。
コロナ禍で生じたデータ不正アクセス事案のおかげで、
全く未知の世界である「最新鋭の暗号の世界」への扉が今、私たちの目の前で開き始めたのです。
デジタル文明がもはや不可逆的であり、
その中で意識の低い者たちがネガティヴな感情を抱き続けるのも不可避である時、
ある種の性悪説に基づきつつ、最初からシステムそのものに「自己免疫力」をつけるという新しい発想に出会えたのです。

人は壁を乗り越えることで成長するとは言いますが、
このような状況下でも人は常に乗り越える術を生み出せる存在であることを忘れずにいたいものです。

 







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