2021年04月13日

世界で評価される日本クオリティ:日本産キャビアが世界を席巻する日

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中国でキャビアの生産量シェアが急増している旨報道されてるのをご存じでしょうか。
中国では2003年ごろからチョウザメの養殖が開始され、現在では世界のチョウザメ養殖場の半分以上、キャビア生産量の30パーセント以上を同国が占めているます(参考)

(図表:キャビア)

(出典:Wikipedia)

キャビアはカスピ海に面したロシアが主な産地として知られ、フォアグラ、トリュフとともに世界三大珍味に数えられてきました。
しかしソ連崩壊後のロシアではキャビアの親であるチョウザメの管理体制が崩壊し、闇市場での流通が激増したことにより絶滅の危機に瀕したため去る2006年にワシントン条約によりカスピ海産キャビアの国際取引が当面禁止されることとなりました。これによりキャビアの値段は高騰し、養殖キャビアの生産も世界各地で行われることとなりました。

こうした中キャビア市場で躍進しているのが「中国産キャビア」なのですが、実は日本でもチョウザメの養殖及びキャビアの生産は行われているのです。

国内におけるキャビア生産の動きとしては北海道美深町(美深キャビア)、茨城県つくば市(下町キャビア)、岐阜県高山市(奥飛騨キャビア)、和歌山県新宮市(近代キャビア)、香川県東かがわ市(生キャビア)、高知県高知市(よさこいキャビア)、岡山県新見市(新見産フレッシュキャビア)、島根県邑南町(ベステルキャビア、アムールキャビア)、広島県広島市(生キャビア)、宮崎県(宮崎キャビア1983)などがあります(参考)

養殖技術の進歩も目覚ましく、例えば「美深キャビア」(北海道美深町)は、同町が1983年からチョウザメの養殖に取り組み1993年に初めて採卵に成功したものの産量が少なく、今年(2021年)1月22日に初めて商品化されました(参考)
一方宮崎県では北海道美深町と同じ1983年にチョウザメ養殖を始め、2004年に国内初の完全養殖に成功した後、去る2013年には「宮崎キャビア1983」として販売を始めました。既に海外への輸出も始まっています。「日本産キャビア」は養殖キャビアシェアで世界一を占める中国勢にも輸出され、その品質が評価されており、同県では輸出に向け品質の良い「日本産キャビア」として国内の他の産地との連携の動きも進められています(参考)

アメリカではキャビアの消費が増加しており、去る2019年11月までの1年間でキャビアの輸入額も16億9000万米ドルと前年に比べ3.5パーセント以上増加しています。
「日本産キャビア」は今後ますます拡大すると見られるキャビア市場に進出していくこととなるのでしょうか。







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